2010年10月14日木曜日

ニキビ用の飲み薬

ニキビ用の飲み薬


ビタミンが不足するとニキビが出来やすくなります。
ビタミンB6・ビタミンB2が使用されます。
皮脂の分泌はこれらのビタミンでコントロ-ルします。

また、意識的に摂取しなくても、普段の食事から
十分摂れますので、心配するほど
不足することはありません。

ビタミンCはニキビによる色素沈着の予防に
効果があります。

ビタミンA誘導体は、ビタミンAから作られた
「レチノイド」という薬です。

皮膚の角化に効果的です。

しかし、このレチノイドは、肝臓の機能に障害が出る
可能性が高く、妊娠中の女性が使用すると、
お腹の中の胎児に重大な悪影響を及ぼす危険があるため
服用には細心の注意をして下さい。

抗生物質は、アクネ菌の予防に使われます。
アクネ菌は皮膚の常在菌です。

肌バランスを正常に保つために必要な菌のため
すべて殺菌してしまうと肌バランスが崩れます。

皮脂もアクネ菌も肌には必要なものなんです。


抗生物質で使用されるのは、

「テトラサイクリン系」
「マクロライド系」の2種類で、どちらも
殺菌作用と抗炎症作用があります。

通常、抗生物質は短期間ではあまり効果が無いため、
最低でも2週間以上は使用するようにします。

ですが、長期間使用すると、今度は副作用の
心配が出てくるので、注意しないといけません。

また、抗生物質は、強ければ強いほど効くかというと
そうではありません。

重症のニキビの治療には
「抗トリコモナス薬」を使う場合があります。

抗炎症作用があるといわれていますが、
その効果は立証されていません。
その上、副作用が非常に強いです。

いろんな抗生物質を試してみても効果が
得られない場合にのみ使用すべきでしょう。

ホルモンバランスの安定や、男性ホルモンを下げる
ときなどに使用されるときがあります。

また「スピロノラクトン」は
男性ホルモン抑制作用があります。

しかし、腎臓などに対して副作用があるため注意して下さい。

本来、男性ホルモン・女性ホルモンを
薬で上げたり、下げたりするのは医学的にいうと
非常に危険なことなんです。


※以下の薬は、日本ではほとんど使う事はありません。

「抗トリコモナス薬」
「ビタミンA誘導体」
「スピロノラクトン」

アメリカなど、欧米で主に使用されているようです。

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