2010年10月30日土曜日

ニキビ(Acne)のでき方

ニキビ(Acne)のでき方


ニキビ(Acne)はある日突然ポツンとできます・・・
ではなく、ニキビにもいくつかの段階を経て
成長してできているんです。

では、どのようにできているのでしょうか?

ニキビ(Acne)のでき方を見てみましょう。


1:毛穴(Pores)の出口付近の角質が以上に厚くなる

もともと細い毛穴(Pores)の出口ですが、このあたりの
角質が厚くなります。

すると出口が塞がれたようになって
毛穴(Pores)に皮脂が詰まっていきます。

異常角化を起こすのは何故か?
それは、男性ホルモンや皮脂の分解されたものなどが
影響するといわれていますが、実は
よくわかっていない部分もあります。

この段階では毛穴(Pores)の変化はまだ目には見えません。


2:面庖(コメド)ができる

毛穴に皮脂が詰まったものを面疱(コメド)といいます。

コメドには、開放面疱(オ-プンコメド)と
閉鎖面疱(クロ-ズドコメド)があります。

この段階で上手に芯だけ押し出せば、かえって
痕にならずきれいに治ることもあります。


■開放面疱(オ-プンコメド)

毛穴の出口が多少開いているもの。

黒くボツボツとして目立つようになり、
一般的には、「黒ニキビ=Black acne」などと呼ばれています。


■閉鎖面疱(クロ-ズドコメド)

毛穴の出口が閉じているもの。

出口がないため、開放面疱よりも大きな
炎症を起こしやすいといえます。

アゴなどにできる、見た目にはわからないが、
触ると奥にしこりが触れるようなものは
閉鎖面疱が大きくなって化膿したものです。


3:炎症が起きる

皮脂を栄養源にして、アクネ菌がどんどん繁殖、
炎症が起きます。

見た目にもはっきりわかるようになり、
いわゆる、「赤ニキビ=Red acne」という状態になります。


4:炎症が悪化して膿をもつ

人間の血液中にある、白血球の一種である好中球が
増えすぎたアクネ菌を攻撃し始めます。

毛穴の中で菌と好中球の戦いが起こるので、
炎症がひどくなり、ブヨブヨと膿をもち
おできのように腫れあがる「膿疱性座瘡」になります。

膿疱性座瘡とは膿んだニキビ(Acne)という意味で、
炎症性ニキビとも呼べれます。

膿は、アクネ菌と好中球の死骸です。


5:炎症が毛穴のまわりまで及ぶ

アクネ菌と好中球の戦いが激しくなると、
毛穴の壁自体が壊れてしまう
「毛疱壁の破壊」ことがあります。

戦いは、毛穴のまわりへ飛び火して、
かなりの痛みを伴う炎症が起こります。

これを「囊腫様座瘡」といいます。

この時期まで進行すると、表面からは熱をもった
硬いしこりのように触れます。

ニキビ(Acne)がいくつかの毛穴にまたがったようになります。


6:ニキビの膿が出るか吸収される

炎症を起こしたニキビの膿が外に排出されます。

ニキビが深くて膿が出ない場合は、中で
ゆっくり吸収されていきます。


7:陥没してニキビ痕になる

炎症が治まって、痕だけが残ります。

痕がどの程度残るかは・・・
1~5までのどの段階まで進んだかによって決まります。

4以上になると痕が残りやすいですが個人差があり、
5まで進行しても残らない人もいます。

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