足の裏のお手入れ

足の裏のお手入れ
Maintenance of sole


足の裏Soleは、
体重を支える部分なので
防御反応が働き、角質が硬く厚くなります。

これを「タコ」といいます。

手の指にできる「ペンダコ」と同じものです。


足の裏Soleには皮脂腺がないため、乾燥Drynessしやすく
手入れをしないと皮膚がどんどん厚くなっていきます。

厚くなりすぎると、乾燥Drynessして
ひび割れしてきます。

足の裏Soleが厚くなってきたと感じたら、
お風呂などで皮膚が柔らかくなったときに
軽石で表面をこすり、
余分な角質を落とすようにして下さい。

お風呂から上がった後に、
肌を保湿It is a moisture retention as for the skin.すると同時に、
古くなった角質を取り除く働きのある「尿素」Ureaを配合した
クリ－ムを塗り、乾燥を予防して下さい。

このようなお手入れをまめに行えば
ひび割れなどは起こさないはずです。


また、化繊の靴下やホットカ－ペットは、
足の皮膚をさらに乾燥Drynessさせるので
注意が必要です。



「尿素」とは？
Urea

からだの中でつくられる生体成分で、
天然保湿因子の主要成分の一つです。

水となじみが大変よく、
ガッチリと水分をつかまえて保湿Moisture retentionする
働きがあります。

また、角質を柔らかくする働きもあるので、
手足の角質が硬くなった部分に用いられます。

唇のカサつき対策

唇のカサつき対策
Lip


カサカサになった唇Lipでは
口紅もキレイにのりませんし、気になりますよね。


唇Lipには、皮脂腺が少なく、
また、角質層も非常に薄いので乾燥しやすいのです。

唇の乾燥Dryness of lipsは、肌の乾燥Dryness of skinと同じで
体調や食生活が大きく関係しています。

カサついたときに、
リップグロスで隠そうとすると、
余計に荒れてしまう事があるので注意して下さい。

落ちないタイプの口紅や
リップグロスは刺激がとても強いのです。

口紅は、敏感肌用のものなら
リップクリ－ムを塗った上から
使っても問題ありません。

また、口紅を落とすときは専用リム－バ－で
拭いたり、ティッシュペ－パ－でこするのは
よくありません。

唇Lipが荒れてThe lip gets rough.しまったときの対策は、
たっぷりのワセリンで保湿Moisture retentionして、
ハチミツが粘膜の荒れに効果があるので
おすすめです。

ワセリンとハチミツを
半々に混ぜたものを唇Lipに伸ばし
上からラップでおおえば
即席リップパックの出来上がりです。

荒れた唇Lip that gets roughの皮をめくったり
こすったりするのは絶対にしてはいけません。
なめるのもよくありません。

毛のしくみ－2－

毛のしくみ－2－
Hair


毛Hairの成長期の長さは、
からだの毛が生えている部位によって違うため
伸びる長さも当然違います。


脇の毛なら
成長期が約2ヶ月～3ヶ月くらいですので、
2ヶ月～3ヶ月分くらいしか伸びていきません。

伸ばしっぱなしにしても無限に
伸びていくわけではありません。


髪の毛Hairの場合、
成長期が約1～3年くらいあるため
伸ばしっぱなしにすると
何メ－トルも伸びてしまいます。

特に女性はそのまま放置しておくと
自分の身長と同じくらい伸びるといわれています。

男性の場合は、成長期が若干短いので、
頑張って伸ばしてみても腰くらいまでです。

まつ毛の成長期はおよそ1ヶ月くらいです。


髪の毛Hairの退行期は、
2～3週間ほど、休止期は数ヶ月ほどといわれます。

成長期・退行期・休止期とも
個人差がかなり大きく、年齢でも変わってきます。

また、加齢によって、
眉毛や鼻毛は毛周期が長くなるため、
毛が長くなるわけです。


全身の毛Hairは、
この毛周期を絶えず繰り返しているので、
今、見えている毛は、成長期のものもあれば
退行期になっているものもあり、
また、休止期に入って抜けかかっているものも
あると思います。


ブラッシングを行って自然に抜ける毛Hairは
休止期に入った毛になるわけです。

毛Hairが抜けたあと休止期の毛根が、
皮膚の下で休息していますので、
表面に見えている毛よりも、実際の毛根の数は
多いということになります。

毛のしくみ－1－

毛のしくみ1
Hair


髪の毛や体毛はなにで出来ているか？
ご存知ですか？

毛Hairは爪と同じように
「皮膚の付属器官」と呼ばれています。
皮膚が変化してできたものです。

髪の毛も体毛も、
人体の全ての毛は表皮と同じ
「ケラチンタンパク」でできています。


毛Hairには、体温を保つ作用や、
摩擦などから皮膚を保護する役目があります。

脇の下や、股に多く生えているのは
この部位が摩擦を多く受けるからです。

毛根部分でつくりだされた毛は、
毛穴の中を伸びてきて、
一定期間を過ぎると脱落して生え変わります。


このサイクルを、
毛周期「ヘアサイクル」と呼びます。

生え変わりには3つの周期があり、
成長期・退行期・休止期があります。


◆成長期

毛母で細胞分裂が盛んに起こり
毛は毎日伸びていきます。


◆退行期

細胞分裂が停止して、
毛穴も収縮していきます。


◆休止期

毛穴は約3分の1に短縮し、
毛はやがて抜けて脱落していきます。


しばらく毛根は活動を停止したのちに
また再び成長期に戻って毛が生え始めるのです。

毛穴のしくみ1

毛穴のしくみ
Pores


毛穴Poresは、医学的には「毛包」と呼ばれています。

毛穴の中はからだの外です。

毛穴は、皮膚に開いた穴ではなく
皮膚が落ち込んでできた「くぼみ」です。

毛穴の中は皮膚でできていますので
毛穴の中は皮膚の外です。

外になりますから、皮膚の表面と同じように
毛穴の中には雑菌がいます。

また、皮脂腺が毛穴の出口付近に
開口していますので、
毛穴の中は常に皮脂で満たされています。

菌と脂の混じり合ったものが
毛穴じゅうに充満していて
空気はほとんどありません。

毛穴は皮膚に対して垂直ではありません。
毛のほとんどが斜めに生えています。

まつ毛のみ例外で垂直に生えます。


顔の毛穴の大きい小さいは
男性ホルモンの量で決まります。

思春期から、性ホルモンの分泌が始まりますが、
とくに男性ホルモンの影響を受けて
皮脂腺が発達していきます。

皮脂腺が大きくなれば
毛穴が目立つ肌になりますし、
男性ホルモンが少なく皮脂腺の発育が悪ければ
毛穴の目立たない肌になります。

男性ホルモンが多いか少ないかは遺伝ですから
毛穴の大きい小さいも、生まれる前から
遺伝子によってほとんど決まっているんです。


人のからだの中で、一番皮脂腺が発育しているのは
頭で、その次が顔です。

顔の毛穴が目立つわけで
からだの毛穴は目立ちません。

脱毛の現状（電気）続き

脱毛の現状（電気）続き
Depilation


電気脱毛Electric depilationは、
針を挿入して通電するという
細かい作業のため、旋術者によって
技量に差が出てしまうのです。

スピ－ドや正確性などを高めるには
かなりの経験が必要で、トレ－ニング期間は
最低でも2年以上は必要でしょう。


実際に起きたトラブルについて

針の挿入が不確かな場合、
皮膚表面にもやけどを起こすことがあります。

また、電圧の設定が強すぎると
やけどのようになります。


それにより、
炎症性色素沈着というシミBristletailができ、
ポツポツと毛穴に沿って
斑点のようなシミBristletailになります。

これは一過性のものですが、
シミBristletailになれば気にはなるところです。


電圧の設定が低いと毛があまり減りません。

エステティックサロンの脱毛機は、
痛みが強いため、その痛みを緩和するため
電圧を下げたりします。

しかし、電圧を下げすぎると
毛がほとんど減らないというジレンマに
陥ります。


電気脱毛Electric depilationの場合、
確かな技量を持った旋術者がいる医療機関などで
医師が皮膚の状態を観察して、脱毛プランを
立てていくことが大切です。

脱毛の現状（電気）

脱毛の現状（電気）
Depilation


電気脱毛は、
毛根にのみ通電しますので
皮膚にはダメ－ジはありません。

そのため、日焼けをしている人でも
肌が敏感な人でも、アトピ－の人でも、
電気脱毛は受けられます。

毛も、太くても細くても対応可能です。

ビキニラインなど面積の狭い部位で、
1本残さず毛をなくしたい場合には
電気脱毛がおすすめです。

また、乳輪、へそまわり、あごなど
毛の本数が少ない部位の脱毛Depilationの場合、
費用負担がかなりおさえられます。


電気脱毛は、
痛みが強い、時間がかかるという
イメ－ジを持つ人が増えているようです。

それは、レ－ザ－脱毛の広告に
よりところが大きいようです。


レ－ザ－に比べて、
電気は痛くて時間がかかるなどのように
そのメリットを強調している
謳い文句を見かけたりしませんか？


確かに、電気とレ－ザ－を比べてみれば
それは間違ってはいません。

しかし、その分、電気脱毛のほうが
毛を減らす確実性はレ－ザ－より高いのです。


医療用のものならば
腕や足など麻酔なしに脱毛Depilationを行うことも可能です。


ただし注意していただきたい事は・・・

エステティックサロンで使用している電気脱毛機は、
医療用のものに比べて痛みが強く時間がかかります。

電圧が低いため、通電時間がかかり
痛みが増すからです。

脱毛の現状（レ－ザ－）続き

脱毛の現状（レ－ザ－）続き
Depilation


レ－ザ－脱毛で目立つトラブルに
短期間に何度もレ－ザ－を当てすぎる
という問題があります。

最近では、1年、2年とフリ－パス制に
なっているところがほとんどで
その間は何度でもレ－ザ－が受けられる
というシステムが主流です。

脱毛Depilationする方は、
少しでも毛が生えたらまたレ－ザ－を
受けに行ってしまいます。

しかし、一度レ－ザ－を当てた肌は、
毛穴の奥にしばらく炎症が残っています。


その炎症が回復しないうちに
また旋術を行うと
あとで「毛嚢炎」を起こすことがあります。


1度目、2度目はなんともなくても
3度目にレ－ザ－を当てたら
その後、毛穴がニキビAcneのように膿んできた
ということが起こるわけです。


レ－ザ－脱毛の旋術の間隔は
どのくらいがよいでしょうか？

肌質によって違いがありますし、
レ－ザ－の種類や出力にもよりますので
一慨にいうことは難しいのです。


真皮の炎症は、
一度起きると2年くらいはおさまらないことが
あります。

短期間ではなく、ある程度期間を置いたあとでも
かなり慎重になったほうがいいのです。


レ－ザ－脱毛は、
専門医が診断プランを立てながら
行うことが一番理想的といえるでしょう。

脱毛の現状（レ－ザ－）

脱毛の現状（レ－ザ－）
Depilation


レ－ザ－脱毛は、上手に行えば、
短時間で広範囲の脱毛Depilation
を受けることができ
当然値段も安くなる傾向にあります。


その反面、
早い、安いを追求するあまり、
価格競争が激化して、それに伴う
トラブルが多く発生しています。

熟練していない旋術者が行うことにより
脱毛後がやけどのようになり、
シミBristletailになってしまったという人もいます。

レ－ザ－は短時間で広範囲にかけますので
やけどをすると広範囲に及んでしまいます。


ひどいときには、
両手、両足がすべてシミBristletailになっってしまった
という人もいるくらいです。

また、毛が減らないという苦情も多く
寄せられています。


レ－ザ－脱毛は、
レ－ザ－光で毛と毛母細胞を焼くわけですから
皮膚にも当然光は当たります。

光を強く当てれば皮膚がやけどをしますので
やけどをしない程度に光を弱めれば
今度は毛が減っていかなくなります。

この部分がレ－ザ－脱毛の欠点です。


レ－ザ－脱毛は、
そもそも欧米で始まった脱毛法です。

欧米人に対して行う分には
やけどもあまり起こさないのでいいのですが
日本人に対して行う場合は注意が必要です。

あらかじめ熟練した旋術者などが肌を見て、
肌タイプを選ぶことをしないといけません。


しかし、現状のレ－ザ－脱毛においては
そこまで徹底されてはいないようです。

何故かといいますと、
レ－ザ－の機械がかなり高額で、
導入にには費用がとてもかかります。

そのいっぽう、脱毛料金の
低価格合戦が激しくなり、レ－ザ－を購入しても
なかなか元がとれないのです。


そのため、レ－ザ－に適した肌質の人でも
そうでない人でも、脱毛希望者の方に
全てレ－ザ－脱毛を行い、
色黒の人がレ－ザ－脱毛を受けてやけどをする
というトラブルが多発しているわけです。

永久脱毛の技術－続き

永久脱毛の技術－続き
Permanent epilation


永久脱毛Permanent epilationには、
医療機関やエステティックサロンで
「レ－ザ－脱毛」「電気脱毛」を行います。

前回、「レ－ザ－脱毛」について
お話ししましたので、
今回は「電気脱毛」について


●電気脱毛


毛穴に1本1本針を挿入し、
毛根に電気を通して毛包を壊すレ－ザ－よりも
かなり歴史のある脱毛法です。

痛みが若干強く、時間がかかるのと
毛をある程度まで伸ばさないとできないのが
デメリットですが、毛を1本残らず
なくすことができますし、肌質も選びません。

永久脱毛Permanent epilationを受ける場合、
まずはせまい面積から旋術を受け、
腕などの露出する部分は、はじめから
やらないほうが無難です。

トラブルを最小限に抑えるためにも
最初から全て行わないほうがいいでしょう。


レ－ザ－にするか？電気にするか？
脱毛方法の選択について
次回で、脱毛の現状を説明します。


レ－ザ－脱毛には、さらに種類があり
「光脱毛」と「レ－ザ－脱毛」の2つがあります。

効果のほどは、レ－ザ－脱毛のほうがよいようです。

光脱毛のように波長の幅が広くなればなるほど
毛以外の組織を焼いてしまうリスクが高まるからです。


どちらにするかはよく説明を聞いたうえで
治療を受けて下さい。

永久脱毛の技術

永久脱毛の技術
Permanent epilation


毛を一生生えてこないようにするには
きちんとした技術の永久脱毛が必要です。

医療機関やエステなどで行われています。

自己処理の必要がなくなるので、
カミソリ負けをしたり、
炎症を起こしたりする事もなくなります。

肌が弱くて、剃ったり、抜いたりすると
どんどんシミになってしまうような方は、
永久脱毛を受けるとよいかもしれません。


永久脱毛Permanent epilationには
大きく分けて2種類あります。

「レ－ザ－脱毛」と「電気脱毛」です。


●レ－ザ－脱毛

レ－ザ－の光で毛と一緒に毛母細胞を焼く脱毛法です。

その利点は、電気脱毛と比べると痛みが少なく、
脱毛を受ける前に毛を伸ばさなくてよいところです。

ただし、皮膚にもレ－ザ－が当たるため
もともと色の黒い人や、日焼けをした人は、
やめておいたほうが無難です。


現在、人気のレ－ザ－脱毛ですが、
まだ日本では比較的新しい技術のため
完全に永久脱毛できるというレベルまで
技術が及んでいないのが現状です。


これは、日本人にレ－ザ－脱毛を行う場合、
強くするとやけどをするし、
弱くすると毛が減らないという問題のためです。

もちろん、肌質が合えば、よい結果がえられますので
数回の旋術を行ったあと、何年にもわたって
ほとんど毛が生えないというケ－スもあります。


いずれにしても旋術を行う方も
なかば手探り状態で行っている事を理解しておきましょう。


次回は「電気脱毛」についてです。